金剛杵(ヴァジラ バジュラ)は、仏教やチベット密教における法具です。
仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様をインド神話上の武器に譬えて法具としたものです。
マハーバーラタ神話 インド神話では、ヴァジラはインドラ(帝釈天)の武器である。
金剛杵の漢名どおり、金剛(非常に硬い金属、ダイヤモンド)でできていて雷を操ります。
神話は金剛杵(ヴァジラ)の由来を次のように説いています。
インドラ(帝釈天)は、ヴリトラ(蛇の形をした悪魔の首領)を倒すためブラフマー(梵天)に相談しました ブラフマー(梵天)は、「ダディーチャという偉大な聖仙に骨を下さいと頼めば彼(ダディーチャ)は身を捨てて自分の骨をくれるからその骨でヴァジラ(金剛杵)を造れ。
速やかに実行せよ。
と述べました。
インドラは、ダディーチャの隠棲処でそのように頼んだところ太陽のごとく輝くダディーチャは、「お役に立ちましょう。
身を捨てます。
」と述べて息をひきとった。
インドラたち神々はダディーチャの骨を取り出しトゥヴァシュトリ(工巧神)を呼んで目的を告げた。
トゥヴァシュトリ(工巧神)は一心不乱に仕事に励み ヴァジラ(金剛杵)を造り上げた。
インドラはそのヴァジラ(金剛杵)をつかんでヴリトラ(蛇の形をした悪魔の首領)を粉砕した。
マハーバーラタは古代インドの宗教的、哲学的、神話的叙事詩。
ヒンドゥー教の聖典のうちでも重視されるものの1つで、グプタ朝の頃に成立したと見なされています。
本品は、インド産ヒマラヤ水晶を使いインドの職人さんにより手彫りされたバジュラでランダム発送にてお安くご提供致します。
※表記価格は1個のお値段です。
産地 インド クル・マナリ 縦 約47mm50mm 横 約14mm18mm 重量 約6g10g