
リビアングラスの起源については隕石衝突による「衝撃波」よって生成されたという説の他、地球近傍天体(NEO)と呼ばれる小惑星が爆発し大気中にエネルギーを蓄積するときに起こる100メガトン級(TNT火薬1億トン相当)の「エアバースト」(空中爆発)で生成されたという説もあり議論されてきました。
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※因みにアメリカ・アリゾナ州のバリンジャークレーターがTNT火薬20,000トン相当) どちらにしても砂漠の砂が溶解し、再び固まる事でリビアングラスが誕生した事は間違いのない事実です。
起源は「衝撃波」か「エアバースト」かは分からないままでしたが2019年5月2日、米国地質学会の学術雑誌「ジオロジー」で研究成果が公開されました。
それによると、リビアングラスに内包されるケイ酸塩鉱物の一種「ジルコン」を分析すると高圧と高温にさらされたときにだけ生成される非常にまれな鉱物「レイダイト」を発見されたとの事でした。
レイダイトは地球上に存在する8つの隕石クレーターのみからしか見つかっていない特殊な鉱物で隕石衝突による衝撃波によってのみ生成される高圧鉱物だったのでした。
レイダイトの痕跡があった事はリビアングラスが隕石衝突によって生成された証と言えます。
また、この研究結果ではリビアングラスにおいて100メガトン級の空中爆発があったことを示す地質記録は見つかっていないとの事で隕石衝突と言う事で現在は結論づいたようです。
リビアングラスは今から約2900万年前に隕石の衝突により形成された天然ガラスで二酸化ケイ素(シリカ)SiO2成分のみで形成されている事から天然シリカガラスとも言われています。
天然シリカガラスを形成させるには1,600度を超える温度が必要なのですが、これは地球上のどの火成岩よりも高い温度での形成です。
興味深い事にリビアングラス内にはクリストバライトと呼ばれる白い粒粒が内包する事があります。
クリストバライトは高温鉱物のため天然シリカガラス内に残ったと考えられています。
リビアングラスを真贋するうえでこの「クリストバライト」は極めて重要な存在となり、この鉱物がリビアンに内包していれば本物のリビアンとなります。
ただし、クリストバライトが内包するリビアングラス自体が少ないのでそれだけで真贋を判断するには難しい状況です。
それなら鑑別書付きを購入するか、クリストバライトが必ず内包するリビアングラスを購入するのも1つの手段です。
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