産地証明書付き 北海道 神居古潭 ブレスレット 神々の住む場所 市場流通は極めて限定的 カムイ コタン

産地証明書付き 北海道 神居古潭 ブレスレット 神々の住む場所 市場流通は極めて限定的 カムイ コタンショップ:True Stone

価格:14,300円(税込)

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北海道 旭川市 神居古潭 神居古潭(カムイコタン)とは、北海道旭川市の石狩川沿いに位置する峡谷であり、その名はアイヌ語の「カムイ・コタン」(神々の住む場所)に由来しています。
この地はアイヌ民族にとって特別な聖域であり、神々が降り立つ場所、または神が宿る地として古くから崇拝の対象となってきました。
その名前からも分かるように、神居古潭は単なる地名ではなく、自然と神聖が結びついた信仰の場でもあったのです。
アイヌ文化においては、山や川、岩、風といった自然のあらゆるものに「カムイ(神)」が宿ると考えられており、神居古潭はその中でも特に神聖な地として知られていました。
石狩川が流れ込むこの地には急流や渓谷、奇岩が点在し、太古より人を寄せ付けない神秘的な雰囲気をたたえています。
そのためアイヌの人々はこの場所に畏敬の念を持ち、儀式や祈りの場として用いていたとされます。
現在でも「神居古潭」という名に宿る精神性は、日本における自然崇拝やアニミズム的信仰のひとつの象徴とも言えるでしょう。
この地から採掘される天然石、いわゆる「神居古潭石」は、主に変成岩の一種であり、主成分は角閃石や輝緑石とされます。
地質学的には変成作用を受けた岩体であり、深緑から黒にかけての色合いと、滑らかで光沢のある質感が特徴です。
表面にはまるで墨を含んだような深みのある黒緑が浮かび上がり、光の当たり方によって繊細に表情を変えるその様子は、自然と精神性の融合とも言える芸術的な美しさを放っています。
神居古潭石は、かつてアイヌの人々が用いた「まさかり」や装飾品の素材としても利用されていたと伝えられており、彼らの暮らしと深く関わってきた天然資源でもありました。
また、明治以降の日本人入植とともに、鉄道の神居古潭駅(現在は廃駅)や橋梁の建設など、開発の歴史も加わり、この地は文化的にも多層的な意味を持つ場所となっていきます。
現在では、神居古潭は観光地としても知られており、自然景観の美しさに加え、歴史的・文化的背景を感じさせるパワースポットとして、多くの人々が訪れています。
秋には紅葉が峡谷を彩り、石狩川の流れと共に日本の原風景のような景色が広がります。
また、神居古潭石は日本銘石協会にも登録されており、その芸術的な価値と歴史的背景から、天然石愛好家やパワーストーン愛用者の間でも高く評価されています。
神居古潭石が採れる場所は、北海道旭川市の南部、石狩川沿いの「神居古潭峡谷周辺」です。
この地域は「神居古潭帯(Kamuikotan metamorphic belt)」と呼ばれる、非常に古い地質構造を持つ変成岩地帯に属しており、石は主に緑色片岩やグリーンストーンとして形成されます。
旭川市の中心部から南西へ約20kmほどの場所に位置し、国道12号線や旧函館本線の廃線跡(旧神居古潭駅)など、歴史的・地理的な要素も豊富です。
しかしながら現在では、自然保護の観点から現地での採石は基本的に禁止または制限されており、新たに採集することはほとんどできません。
そのため市場に流通する神居古潭石の多くは、過去に採集された原石の在庫や古いコレクションから再加工されたものであり、流通量は年々減少しています。
ごく稀に個人所有の未加工原石が出回ることもありますが、そのような石は非常に希少で、天然石市場でも高い価値がつけられています。
このように、神居古潭という場所と、そこから生まれる神居古潭石は、単なる観光名所や鉱物資源ではなく、日本の自然信仰、地質学的遺産、そしてアイヌ文化という多重の歴史を宿す「語る石」そのものなのです。
一つ一つの石には、神々とともに生きた人々の祈りと記憶が宿り、現代にその静かな声を伝え続けています。
神居古潭ブレスレットの色味について 自然が生んだ深い黒緑——神居古潭石。
この石の魅力を最大限に伝えるには「背景」がとても重要です。
以下の写真を通して、その色合いの違いと本来の美しさをご覧ください。
白背景での撮影(6mm粒) 白背景で撮影すると、このようにやや黒っぽく写ります。
光が反射しやすく、石本来の黒緑の深みが表現しにくいのが難点です。
原石の上に置いた6mmブレスレット 背景に神居古潭石の原石を使うと、石の持つ深みある黒緑色(近似色:#1B2B2A)がくっきりと浮かび上がります。
6mmサイズの小粒でも、原石とほとんど同じ色合いであることがよくわかります。
12mmと6mmを比較した写真 サイズによっても色味の感じ方が変わります。
粒が大きいと色の層や光沢がより見えやすく、深いグリーンが引き立ちます。
6mmの方は密度が高く色が詰まった印象に。
原石そのものの姿 こちらが神居古潭石の原石。
自然な環境下で見たときの色味は、まさにこのような深く渋い黒緑色です。
艶と重厚感、どこか神秘的な存在感があります。
手の上に置いたときの自然な色味 実際に着用する際には、背景が肌色になることで 石本来のしっとりとした黒緑が自然と浮かび上がります。
濃く深い色味が魅力です。
日本銘石協会の産地証明書・商品紹介カードとともに 正式に「神居古潭石」として認定されたブレスレットです。
産地証明書付きで安心してご購入いただけます。
神居古潭の色目で近似色:#1B2B2A です。
まとめ ・白背景では黒っぽく写ることがありますが、実物はもっと深い黒緑です。
・原石や手の上など色対比のある背景では、神居古潭らしい色がはっきり出ます。
・6mmサイズは特に光を吸収しやすく、背景選びで色の印象が大きく変わります。
ぜひ、お手元に届いた際は「白背景」だけでなく、原石風の落ち着いた色や手のひらの上などでご覧いただき、本来の魅力を感じていただければと思います。
写真だけでは伝えきれない、本物の存在感をお楽しみください。
______________________________ 神居古潭ブレスレットの意義
※1「語る石」を、手にする。
それは、神々の記憶を日常に迎え入れるということ。
北海道旭川市の南に広がる「神居古潭」(カムイコタン) そこは、かつてアイヌの人々が「神々が降り立つ場所」と呼んだ、聖なる渓谷です。
断崖を流れる石狩川、苔むす奇岩、白き吊り橋、自然と伝承が折り重なるその地には、今なお太古の気配が漂っています。
この地で生まれた神居古潭石は、数千万年~数億年という気の遠くなるような時を経て、変成岩として結晶したもの。
その成り立ちは、まさに日本列島の大地の歴史そのものです。
そして、このブレスレットに使われているのは、かつて採掘された本物の「神居古潭石」 今では採掘が禁じられ、新たな原石は手に入らない、極めて貴重な素材です。
深緑から墨黒に変化する色合い、ところどころに走る地質の「ひび」さえも、この石が
※1「語る存在」であることを証明してくれます。
神居古潭ブレスレットを持つ意味 神話と大地の記憶を“身にまとう”ということ ただの鉱物ではありません。
この石は、アイヌの神話、鉄道遺構、自然信仰、地質学──それら全てを内包した“時代の断片”なのです。
北海道の原風景が封じ込められた装飾品 冷たくも温かく、無言で語りかけてくるような重厚感。
自然石でありながら、どこか工芸品のような洗練された趣もあり、使うたびに「なぜか惹かれる」存在になります。
「お守り石」というより「旅する石」 この石は、祈りや魔除けのためだけではなく、日本の根底に流れる“物語”を連れて歩くためのもの。
持つ人の人生に、少しだけ静かな深みとロマンを添えてくれる──そんな存在です。
神居古潭石ブレスレットとは このブレスレットは、あなたの手元に「日本という大地の記憶」を宿すためのものです。
きらびやかさを競う宝石とは一線を画し、 静かに、長く、そして深く── まるで語り部のように、その存在がそばで生き続けてくれるのです。
一粒一粒に込められた、数千年分の風と祈り。
どうぞ、あなたの人生の“物語”と重ねてみてください。

※1 「語る石」・「語る存在」石そのものが「物語性」「歴史」「文化」「記憶」を宿しているように感じられる、 “静かに語りかけてくるような存在感” を表現する言葉です。
例えば── ・神居古潭石が1億年前の地層から生まれたこと ・アイヌの人々が聖なる石として祀っていたこと ・鉄道遺構・地質・信仰・自然景観が融合していること ・表面に走る地質の痕跡が「太古の記憶」を連想させること こうした「背景の重み」がある石に対して「これはただの石じゃない。
何かを語っているように感じる」“語る石” という表現となります。
______________________________ ブレスレットのサイズ調整も承っております。
内径を小さくする調整が可能ですので、ご希望があればご注文時にお知らせください。

※調整の際に外したビーズは、すべて一緒にお届けいたします。

※申し訳ございませんが、大きくする調整はできません。
ブレスレット1本に付き「産地証明書カード」と「神居古潭の紹介カード」の計2枚が付属します。

【お写真に写っている商品を発送致します】 産地 北海道旭川市 神居古潭 粒径 約6.1mm6.3mm 重量 約10g 腕回り 約170mm
※天然石を研磨し加工しているため、クラック、インクルージョン、欠け、くぼみ、傷等がある場合がございます。
宝石鑑別書ブログ True Stone 天然石の真実

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